The ocean plays a vital dominant role in ecosystem dynamics.

Albatross Alliance

News

Albatross Alliance の研究成果がアメリカ化学会にて、論文として採択され、学会ジャーナルの表紙を飾るグラフィックアブストラクトが採用されました。
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生命を育んだ海洋と人間が変え始めた海洋環境
人工合成高分子による新たな化学物質汚染を解明し、
保全技術の開拓により地球の明るい未来を遍照致します

アルバトロス・アライアンスは環境を守るために科学の視点を訴求します

プラスチックが分解しないという常識は、嘘です。
プラスチックは細かく砕け、生態系の奥深くに浸透し、海洋を汚染しています。これは今、人類が取り組むべき緊急課題であると、アルバトロスアライアンスは考えます。
● 廃棄プラスチック排出抑制
● 海洋からの廃棄物回収
地球に存在する全ての生命が依存する海洋、この私たちのかけがえのない星を守るために、アルバトロスアライアンスは、以下に取り組みます。
● プラスチックの再資源化に係わる技術開発関連の専門的基礎情報の提供
● 国連の推進するSDGs-14(持続可能な開発目標-14)の達成を目指しての協働


アルバトロス計画

地球誕生以来、すべての生命を育んでいる海洋は漂流/廃棄プラスチックによる汚染が深刻な社会問題と化しております。プラスチックによる海洋汚染は二酸化炭素問題と同様,国際的取組が不可欠です。 本プロジェクトはプラスチックが「生活温度で分解する」、という新たな研究成果を礎に、プラスチックは化学物質の発生源・汚染源であるであることを訴求。持続可能な社会の維持・発展を齎すという目標に対峙してまいります。また、国際規約の提案、先進国首脳会議(G-7,-20)、国連環境会議(UNEP)などにおける協同・協調の実現、海洋環境保全(SDGs-14)に貢献いたしてまいります。

アルバトロスアライアンスのミッション

プラスチックによる海洋汚染問題は二酸化炭素による地球温暖化問題と極めて類似した問題です。地球表面の75%を占める海洋の水は太陽からの熱を吸収して蒸発し,上昇した水蒸気は雨となり海・陸の生命すべてを育んできました。大気の大循環は二酸化炭素より水の影響が大きいと言えるでしょう。海洋140万km2に700万トン存在する(推定値)漂流プラスチックは,その存在によって海流速度を低下させ大気循環に影響するだけでなく,海表面から入る太陽光の妨げになります。このため海洋の透過光層(海面下200m)に繁殖する微生物の生育環境に影響を及ぼしています。漂流プラスチックが破砕される事実はすべての人が海岸で目にする事でしょう。しかし、プラスチック素材の分解はこの時点で留まるわけではなく、さらに分解され,「海洋に化学物質を放出する汚染源」となっています。我々は、プラスチックは鉄・木材など多くの天然素材同様、25度で分解するという科学的事実にもとずく幼児期から新たな教育を通し、海洋汚染問題解決に必要不可欠な抜本的対策を実行してまいります。
例えば、この40年間でポリスチレンから発生した化学物質・スチレンオリゴマー(SO)による海洋汚染は14億トンに達しております。これら人工合成高分子による「人間が変え始めた海洋環境」の保全を世界共通の問題として取り上げ、解決法を構築することは極めて緊急性の高いテーマです。今後40年間でSO汚染はより高い数値に到達することは明らかであり、地球環境、生態系への悪影響は不可避であると示唆されます。

本来、プラスチックは、人類が開発した素晴らしい素材です

アルバトロスアライアンスは、新たな教育から素材を正しく理解し、新たなコンセプトを確立して行くことから地球の健全性を維持し、持続的世界を構築するため必須な情報提供、技術開発を目-指して参ります。




海と真珠のシンボル

果てしなく大きな海。その水は無尽蔵のように見えます。でも、本当はちょうどこの真珠の一しずくほどの大きさしかありません。海の水は、どんなに汚しても、浄化できると思ってしまいますが、でも、本当は人魚の涙ほどの大きさ。だからこそ、海は私たちにとってかけがえのない存在です。

地球の体積は、およそ1兆833億1978万立方キロメートル。表面積は5億1000万平方キロメートルで、その約70%を海が占めています。ところが、海の水の体積は13億5,000万立方キロメートルです。ちょうど、下のAlbatross Alliance の”O”の大きさと同じです。

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プラスチック・海・二酸化炭素

昨今、マイクロプラスチックの問題が話題になっています。日本の国内では毎年億トンものプラスチックが新たに流通しています。このうち%が海洋投棄されているとされており、それは海の中で漂い、変性してゆきます。その一つの形がマイクロプラスチックですが、我々はその先に注目しています。プラスチックはそもそも、C(炭素)O(酸素)H(水素)が結びつき、ポリマーと呼ばれる長い鎖を形成して強固な分子構造となっていますが、このポリマーは普遍ではなく、海中を漂う折の物理的刺激や、紫外線でさらに分解され、元の素性に戻ってゆくのです。その過程では毒性を持った化学物質の形や、環境ホルモンとして作用する物質に変わり、やがてそれも分解され、最後はC(炭素)O(酸素)H(水素)に戻ってゆきます。ここから発生する可能性のある分子には、二酸化炭素も含まれています。 
単純計算では、この日本の海洋投棄されるプラスチックの量は、二酸化炭素換算をすると、今の日本の全二酸化炭素発生量に匹敵することになります。 海洋プラスチックの問題は、単に、海を漂うゴミということでは無いということになるのです。

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アルバとロスアライアンスは
科学の視点で、
私たちの社会にとって重要な事実を
調査し、訴えてゆく団体です

一般社団法人Albatross Alliance